📘JR上野駅公園口を読んで

日曜日の朝

ベットの中で

図書館で借りた本を

読んでいます。


前に新聞に掲載されていた

全米図書賞受賞!

「JR

上野駅

公園口」


-柳美里-



2020年「timeが選ぶ今年の100冊」

なども選ばれました。

美里さんの本久しぶりです。


物語の世界に入ります。


ここは上野駅のプラットフォーム

主人公は福島県南相馬市出身の

出稼ぎ労働者


家族の為に出稼ぎを続け

やっと楽になるはずが

息子が21歳で亡くなる。


心が癒えぬまま

出稼ぎを辞めて両親を見送り

娘を嫁がせ孫にめぐまれるが

突然、妻が65歳で亡くなってしまう。


息子が亡くなったときに

「おめえはつくづく運がねえどなあ…」

お袋の言葉


読み進めるうちに

いつの間にか涙が溢れてきました。



いっしょに住む孫に手紙を書き

家を出る。


そしてホームレスに


印象深い言葉


ただ一度だって他人様に

後ろ指を

指されるようなことはしていない。

ただ、

慣れることができなかっただけだ

どんな仕事にだって

慣れることができたが


人生にだけは

慣れることができなかっただけだ。


人生の苦しみにも

悲しみにも…

喜びにも…


主人公の深い悲しみに心が痛い。


この物語は東京オリンピック頃

何故か2020年のオリンピックの

ことを思いました。

コロナ禍の中

4年に一度が当たり前に行っているが

国にかかるたくさん金額

終わった後も再利用されるが


ほんとうに必要なの?


経済回復の為かもしれませんが

日本がこれから進む先は?


私だけが幸せだけでなく

あなたも幸せでいてほしいのです。


世界中の人々が笑顔を!


この本は心が切なくなって

しまうのですが

何か考えさせられました。


お昼はピザトーストで

頂きました。


感謝を忘れずに。

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